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アピアランスケアについて
アピアランスケアとは
がんの治療等により、化学療法による脱毛(頭髪やまゆげ、まつげなど)や爪の割れ・はがれ、手術痕や身体の部分的な欠損、むくみ、また放射線皮膚炎など、見た目の変化が起こることがあります。これらの変化に対して、「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者さんの苦痛を軽減するケア」(※)のことを、アピアランス(外見)ケアと呼んでいます。
がんや治療によって見た目が変化することで、他人との関わりを避けたくなったり、外出をしたくなくなったりと、今までのように生活が送りにくくなっている人は、アピアランスケアについて相談窓口へご相談ください。
※国立がん研究センター中央病院アピアランスケア支援センターの定義による。
尾道市内のがん相談支援センター
全国どこでも質の高いがん医療を受けることができるよう指定された「がん診療連携拠点病院」に、「がん相談支援センター」が設置されています。
尾道市では、現在JA尾道総合病院が「地域がん診療連携拠点病院」に指定されています。
JA尾道総合病院(TEL:0848-22-8111)
日時:平日の8時30分から17時まで
場所:医療福祉支援センター(尾道総合病院1階)
相談方法:面談による対面相談、または電話相談
次のような時に活用してください。
◇がんについて詳しく知りたい
◇誰かに心の悩みを聞いてほしい
◇医療費のことなど、経済的なことが心配
◇療養生活について聞いてみたい
◇家族や仕事のことも相談してみたい など
がん患者のウィッグ購入費助成事業について
広島県では、がん治療による見た目の変化から起こる精神面・金銭面の負担軽減を通じ、社会参加の促進と療養生活の質の向上を図ることを目的とした「広島県がん患者ウィッグ購入費助成事業」を令和4年度から行っています。
ヘアドネーションをご存知ですか
アピアランスケアの支援の一つに、ヘアドネーションという言葉があります。
ヘアドネーションとは、ヘア(髪の毛)とドネーション(寄付)を合わせた言葉です。小児がんなどの病気や事故等により髪を失った子どもたちのために、寄付された髪の毛を使用して、ウィッグ(かつら)を作り、無償で提供する活動のことです。1つのウィッグ(かつら)を作るには、一定以上の長さの髪が20~30人分必要とされています。
関連リンク
- アピアランス(外見)ケアとは?ー国立がん研究センター中央病院<外部リンク>
- アピアランスケアーJA尾道総合病院<外部リンク>
- アピアランスケア(ウィッグ購入費助成)ー広島がんネット<外部リンク>